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『空耳の森』七河迦南

2013/01/22 (火)  カテゴリー/一般書(小説)


空耳の森 (ミステリ・フロンティア)空耳の森 (ミステリ・フロンティア)
(2012/10/30)
七河 迦南

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 「冷たいホットライン」…まだ早い春の山で、足をくじいた看護士の尚子は恋人の正彦が麓で助けを読んで来てくれると信じて待っていた。しかし正彦の声は少しずつ遠ざかり、そして小屋には黒い影が迫る。

 この話のみミステリーズが初出。この後からじんわり…じんわりと来ます。
 これは、最後まで彼らの関係をすっかり忘れていた。一応番外になるのかな。

 「アイランド」…ぼくとお姉ちゃんがこの島で暮らすようになってからどのくらい経つだろう。お姉ちゃんが島での暮らし方を教えてくれていたが、冬を前にお姉ちゃんは「島を出たい?」と尋ねた。

 何となく…そんな気がした。お母さんに暴力を振るわれていた描写などが出て来てからドキドキしていた。続編だということに、ここでようやく気がついた。

 「It's only love」…友だちの結婚式に出てこなかったキラを心配するピッカは「あたし」にキラに会いに行って事情を聞くよう依頼される。バンドを辞めて夜之仕事をしているキラに冷たくあしらわれたことを伝えるとピッカはもう一度家に行ってみてほしいと頼む。

 キラとかピッカとかカナとかあだ名がイマイチ頭に定着しなかったのと、高校卒業して結婚して…という件がどうにも腑に落ちなかったら、そういうことでしたか。この話だけ、ちょっとロマンテイック(古語)。こっからが怖いよ。

 「悲しみの子」…NPOが運営するHPにイラストを送って来た少女のイラストの変化に学生ボランティアのトリちゃんが気がついた。日本人である父とアメリカ人ながら日本で育った母との間の離婚問題が県を挟んで置き、事態は複雑になったかのように見えたが。

 「光」「クリスティン」の謎が解けるとしっくりきますが、この事態に至るまでに彼女の心がどれだけ傷ついていたか…。心が切り裂かれる痛みを叫び続けていた、その声がようやく届くまでの物語。もちろん学園へ…。

 「さよならシンデレラ」…父親がおらず母も働かない家庭で育ったリコは今や中学生たちのボスのような存在だ。リコが心を許しているのがカイエだけ。ところがリコたちとゲーセンで諍いを起こした港中のアケミが殴られ現金を奪われる事件が起きる。アリバイのないリコが警察に疑われようとしていたとき、小学生のとき3人で探偵団ごっこをしていたマサトが町に戻って来た。

 小学生の頃の楽しい思い出と現実の自分の姿。誰に何と思われていようと自分の道を信じるしかないリコと寄り添うカイエ。その楽しかった思い出が壊れてしまったときもカイエは側にいてくれた。ギリギリのところを走り続けるリコ。切ない上にここから不幸の予感が…。

 「桜前線」…リコに頼まれ、大学生2人とグループ交際を始めたカイエ。しかし関係がこじれ、リコとカイエは仲違いをしたままとなり、やがてリコは新興宗教へ走ってしまった。数年後、就職したカイエは後輩から思わぬ推理を披露される。

 や…やっぱり不幸な展開に。これはちょっと以前の携帯だからこそのトリックかもしれない。字数制限がなくなってメールのニュアンスで事件は起こるものです。

 「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」…居酒屋で隣り合わせた女性とジェノグラムについて話始めた男。7年前ある事件で関わった女性と再会したところから始まる。

 ここで最初の「ホットライン」に話が繋がります。これ、他にも絡んでいるような気がするけど、読み返さないと分からない…。

 「発音されない文字」…片田舎の町で失踪していく少女たち。その謎に気がついた私は「魔女」と対峙する。

 このシチュエーションは…「アルバトロス」の続編とも云える話。崖から飛び降りた少女、そして姿を消した少女たちを精神的に誘導した女の正体とは…わああ。
 ああ…こういう展開を期待していた訳ではないのですよぅ。予感はしていたけど。これが「アルバトロス」の最後の謎解きなのか…。
 前作の「尚子」が「直」で佳音に繋がっていくんだ……ね。

 「空耳の森」…尚子が勤める病院に施設から少年少女たちがお見舞いにやってくる。大好きな彼女のお見舞いに。
 施設では自立支援のために家を借りることになっている。そこに「永遠子伝説」があり、子どもたちの話題になっていた。その謎を解く鍵をくれたのはリコの母だった。


 ホットラインという機能がキーワードなのですが、謎よりも登場人物たちの関係が気になる…というかまとめに近い。
 恵美子が「It's only love」の”あたし”で法条光クリスティンがピッカ、キラが河崎明とか…ようやく繋がったよ…。
 あの手旗信号の意味を〜、誰か教えて〜。HRって。



 思ったら、あらすじ書いてて気づいた。
 ちゃんとRの意味が書いてあった。ようやく、ようやく良い知らせが!!!
 157pと佳音ちゃんが云ってるHなんだね!
 解読するのに2週間どころか1ヶ月かかった(笑)
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タグ : 七河迦南

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DEEN「LIVE JOY Break17 〜Road to 武道館〜」大阪2日目(1/20)

2013/01/21 (月)  カテゴリー/徒然雑記

DEEN「LIVE JOY Break17 〜Road to 武道館〜」大阪2日目(1/20)SET LIST

1.僕の未来
2.GRAVITY
3.このまま君だけを奪い去りたい
4.LOVE FOREVER
5.思いきり 笑って
6.明日へ続く道
 MC(CD再現)
7.愛があるから (acoustic version)
 MC 〜 撮影タイム
8.遠い空で (acoustic version)
9.田川 Solo(新曲:TWILIGHT IN TOWN)リターン?分からなかった…
 MC
メドレー
10.瞳そらさないで
11.君さえいれば
12.ひとりじゃない
13.Burning my soul
14.Brand New Wing
15.Soul inspection
16.'need love
 MC
16.言葉で伝えたくて

(Encore)
17.上海ロックスターメドレー
 1.ロンリーウルフ〜上海ロックスター
 2.上海ロックスター
 3.LOVERS CONCERTO
 MC
18.ハリネズミのジレンマ (バンドスタイル)
 MC
19.Smile Blue
 (必殺ごっこ)
*違っているところもあるかと…。ごめんなさい。

 前回東京ダメだったので、滑り止めに大阪公演…でも大阪のほうがお客さんのノリが明るくて楽しいんですよね…。NACSの舞台でも大阪と東京と前回金沢でもあったけれど、絶対大阪の方が明るいもの。「必殺ごっこ」も、前方にいたのに申し訳ないですが、斬られたら倒れないといけなかったんですね、最初分からなかったです(かたいこのおおいくにのしゅっしんなので…)。

 というわけで盛り上がった大阪2日目。体調があんまり思わしくなくて、席についてからも意識が飛んでたんですけど、「僕の未来」がかかった瞬間アドレナリンがぶわっと出て、一気に元気になりました(笑)。踊る元気あったじゃん、私!みたいな。今回はアルバムに伴うツアーではないので、Live joyを繋いだセットリストになっていたようで、かなりテンションが上がりました。途中で「これはiPodのリストに入れよう」と思って後からメモを取り始めたので、メドレーの曲が抜けているような…。キーが低くなっているところもあったかと思いますが、以前に比べると声が出ているのがスゴイですよね。まして20年…。武道館まで頑張ってほしいです。

 今回はMCで撮影タイムがあったのですが、比較的近い座席の人にはいいかもしれませんが、携帯では2階席からは撮れなかったのではないかと思います。その後からのメドレーのときのメンバーの表情がとてもよかったので、やっぱりMCの写真では物足りないというか(笑)もちろん撮影できるだけでも贅沢なのでしょうけど。

 以前のリクエストCDで収録されなかった「僕の未来」が生で聴けただけでも大満足でした。

 

タグ : DEEN

テーマ : DEEN - ジャンル : 音楽

『私を知らないで』白川三兎

2013/01/15 (火)  カテゴリー/一般書(小説)

 何度も転校を繰り返しクラスの状況など自分の立ち位置を見極めることに長けた高野と、高野より前に転校して来た割り切りが早く冷淡な黒田。高野は早速一目をひく美人にも関わらずクラスでは空気のように扱われている「キヨコ」に関心を持つ。高野に強引にキヨコの跡をつけさせられた黒田だったが、間の抜けた高野があっさり脱落し、追跡していたことはあっさりとキヨコにバレてしまう。それをきっかけに黒田はキヨコに惹かれていくが、キヨコは高野と付き合いはじめる。
 ところが高野はあるときを境に不登校となってしまい、黒田はキヨコと近づいていく。それぞれが、確固たる行動指針と秘密を抱えながら過ぎていく青春の日々。



私を知らないで (集英社文庫)私を知らないで (集英社文庫)
(2012/10/19)
白河 三兎

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 「こんなに早熟な中2はいるんだろうか」と思わせる描写が度々あるのですが、一方でこういう言葉では表現は出来なくてもこれに近い感覚を持った中学生はいるだろうとも思いました。黒田の回想で始まっているからこその文章だと思うのですが、クラスの中に出来る上下関係を冷静に見定めて、自分が安全圏でいられるような位置を保ち続けるためのたゆまぬ努力。自分が目指す安全圏はそれぞれに違い、キヨコは初めて自分に近づいて来た黒田を受け入れ始めることで、高野とのアンバランスな三角関係になってもいき…。一方で読んでいる大人である読者にはキヨコが抱えている秘密には容易に気がついてしまうので、キヨコの「切なる願い」がもうすぐ崩れていくことも見えてしまう…という点では青春の痛々しさが溢れています。

 そこまでは、10年くらい前のミニシアターの映画のようだと思っていましたが結末には想像がつきませんでした…。そういう解決方法はどうよ…。あの結末だからこそ、痛々しさではあるけれども…。
 これだけの重い気持ちを抱えていればこその、ウサギだよ…。秘密を抱えた人間はどうしてウサギに語るのか……。
 など、気持ちに折り合いがつかないのですが、中学生くらいが読むとクラスメイトあたりに感情移入しながら読めそうな気がします。

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

『RDG6 星降る夜に願うこと』荻原規子

2013/01/15 (火)  カテゴリー/一般書(小説)

 戦国学園祭で起こった出来事により、村上穂高によって選ばれた泉水子。その判定に不満を持つ高柳一条は、再考を求めて泉水子と対峙しようとする。一方、自分が選ばれることが姫神の予言近づくことだと気がついている泉水子は、自分の求める道を探しつく。


RDG6 レッドデータガール    星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2012/11/28)
荻原 規子

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 ……最終巻ってアナタ。ビシッ。全然終わったようには思えないけれども、結末だけ読んだら終わったようにも思える…けど終わったのかな(全く持って納得できていない(笑)

 高柳と対峙することはむしろ前半であっさり解決し、自分が望む学校生活と自分のこれからに悩む青春ものになり、そして最後は攫われたお姫様を助けに来てくれる映画のような展開で…。荻原さんらしさがてんこもりです。

 結局泉水子の物語は紫子さんの物語のように思えました。彼女の努力が泉水子の今の環境を創り出していて、こうなっては紫子さんの若かりし頃の葛藤や戦い(?)が見たくてたまりません。多分紫子に合わせて雪政もあのような性格になったのだな…と思うし、だからこそ紫子さんは変わらない大成さんと結婚したように思います。深行は大成のような変わらなさと雪政のような柔軟性も持っているから、泉水子には深雪で十分だね(笑)。とにかく長い長い姫神の物語のごく一部を美味しくいただきました、ということで。

タグ : Y.A. 荻原規子

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『銀砂糖師と水の王様 シュガーアップル・フェアリーテール』三川みり

2013/01/15 (火)  カテゴリー/一般書(小説)

 余命わずかと分かったミスリル・リッド・ポッドのために、アンは工房を離れる決意をする。そのためにヒューに王家勲章を返し、シャルと共にラファルの行方を追う旅に出る。瀕死の状態だったはずのラファルがなぜ生き残っているのかを知るために、レジナルドの情報からラファルとエリルの跡を追う。2人はエリルが妖精王と君臨するために人の手の届かないところへ向かっていた。砂糖菓子と取引し、同じ場所を目指す一向だが、追っ手の州兵が迫りミスリルの余命も危うくなる。


シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)
(2012/09/29)
三川 みり

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 妖精と人が共に生きる世界を作るきっかけになるであろう工房を立ち上げたアンが、ミスリルのために離れる決意をする。アンが望んでいるのが妖精と人が共に生きる世界ではあるけれど、アン自身が望むのは自分が大切に思っている人のために砂糖菓子を作ることであり、ミスリルのために砂糖菓子を作ることを望んで職を離れる…15歳の少女が……15歳とは思えない判断と決意で以て再びアンは旅に出ます。
 生まれたばかりのエリルは親鳥のようにラファルを慕うけれど、アンとシャルによって考えることを知るようになり、それがラファルには面白くない。今回は「砂糖林檎」の話だけれど、それぞれの噛み合わない気持ちが中心かもしれません。その中でミスリルの懸命さがとにかく光る話でもあります。

 もう10巻…すごい早さで出ていますね。そして年末には11巻目が…。

タグ : Y.A.

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

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